上田 和紀 (ウエダ カズノリ)

写真a

所属

理工学術院 基幹理工学部

職名

教授

ホームページ

http://www.ueda.info.waseda.ac.jp/~ueda/index-j.html

兼担 【 表示 / 非表示

  • 理工学術院   大学院基幹理工学研究科

学内研究所等 【 表示 / 非表示

  • 2020年
    -
    2022年

    理工学術院総合研究所   兼任研究員

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1983年

    東京大学   工学系研究科   情報工学専門課程  

  •  
    -
    1978年

    東京大学   工学部   計数工学科  

学位 【 表示 / 非表示

  • 1986年   東京大学   工学博士

  • Doctor of Engineering

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2010年
    -
    継続中

    エジプト日本科学技術大学客員教授

  • 2007年
    -
    継続中

    早稲田大学理工学術院情報理工学科教授   Faculty of Science and Engineering

  • 2006年
    -
    2016年

    国立情報学研究所客員教授

  • 2011年
    -
    2012年

    東京大学理学部 非常勤講師

  • 2003年
    -
    2007年

    早稲田大学理工学部コンピュータ・ネットワーク工学科 教授   School of Science and Engineering

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    IEEE Computer Society

  •  
     
     

    Association for Computing Machinary

  •  
     
     

    人工知能学会

  •  
     
     

    情報処理学会

  •  
     
     

    日本ソフトウェア科学会

 

研究分野 【 表示 / 非表示

  • 情報学基礎論

  • ソフトウェア

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 論理・制約プログラミング

  • ハイブリッドシステム

  • 並行並列計算

  • プログラミング言語の設計と実装

論文 【 表示 / 非表示

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • AI事典 第3版

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 1.2「第五世代コンピュータ」(pp.4-5))

    近代科学社  2019年12月

  • 人工知能学大事典

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 5-12「論理プログラミング」(pp.243-244))

    共立出版  2017年07月

  • Programming Languages and Systems 8th Asian Symposium, APLAS 2010

    Kazunori Ueda (ed.)

    Lecture Notes in Computer Science 6461, Springer-Verlag  2010年

  • 人工知能学事典

    人工知能学会編

    共立出版  2005年12月

  • Functional and Logic Programming-5th International Symposium on Functional and Logic Programming, FLOPS 2001

    Herbert Kuchen and Kazunori Ueda (eds.)

    Lecture Notes in Computer Science 2024, Springer-Verlag  2001年

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Misc 【 表示 / 非表示

  • SAT技術の進化と応用 〜パズルからプログラム検証まで〜:7. SMTソルバーによるプログラム検証

    石井 大輔, 上田 和紀

    情報処理   57 ( 8 ) 734 - 737  2016年07月  [招待有り]

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

     概要を見る

    プログラムの仕様記述,スケジューリングなど多くの応用問題は,命題論理で記述するよりも,整数の算術式や配列演算子など問題固有の記号を命題論理に埋め込んだ述語論理を用いたほうが記述しやすい.SMT(satis ability modulo theories)は,述語論理の充足可能性判定をSATソルバーと理論ソルバーを連携させて行うための技術である.本稿では,最近のSMTソルバーで用いられている求解技術を概観するとともに,応用事例として,SMTソルバーを利用して仕様付きプログラムの正当性を自動検証するプログラム検証技術を紹介する.

    CiNii

  • 特集『論理と推論技術の展開』の編集にあたって

    上田和紀, 新田克己, 細部博史

    コンピュータソフトウェア   25 ( 3 ) 1 - 1  2008年07月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

  • Parallel Methods for Constraint Solving and Combinatorial Optimization

    Philippe Codognet, Kazunori Ueda, Hiroshi Hosobe

    NII Shonan Meeting Report   ( 12-May )  2012年05月

    記事・総説・解説・論説等(国際会議プロシーディングズ)  

  • 萩谷昌己,横森貴共編:DNAコンピュータ,培風館 (2001)

    上田和紀

    人工知能学会誌   18 ( 1 ) 102 - 102  2003年01月

    担当区分:筆頭著者

    書評論文,書評,文献紹介等  

  • プログラミング言語の新潮流

    井田哲雄, 稲垣康善, 上田和紀, 米澤明憲, 筧捷彦

    コンピュータソフトウェア   6 ( 3 ) 76 - 87  1989年07月

    記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)  

Works(作品等) 【 表示 / 非表示

  • 制約概念に基づくハイブリッドシステムモデリング言語HydLa

    ソフトウェア 

    2010年
    -
    継続中

  • LMNtal: モデル検査機能と可視化環境を備えた階層グラフ書換え言語処理系

    ソフトウェア 

    2002年
    -
    継続中

受賞 【 表示 / 非表示

  • フェロー

    2016年   日本ソフトウェア科学会  

  • フェロー

    2015年   情報処理学会  

  • 基礎研究賞

    2011年   日本ソフトウェア科学会  

  • 日本ソフトウェア科学会第5回論文賞

    2001年  

  • 日本ソフトウェア科学会第4回論文賞

    2000年  

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共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 先進的プログラム構築方法論に支えられた高機能な3D印刷造形技術の開拓

    研究期間:

    2018年06月
    -
    2021年03月
     

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    初年度は,熱可塑性樹脂を用いた積層型3D印刷による高機能造形物実現のための基礎固めを目標に,以下の研究開発(一部準備作業を含む)を実施した。<BR>(1) 3Dプリンタ,樹脂素材,スライサの特性理解: 開発する技術の再現性の担保のためには,ハードウェア,材料,ソフトウェアの三者それぞれについて利用経験を積み,特性ないし癖を把握してノウハウを蓄積することが重要である。そこで,現有の3Dプリンタ1機種3台に加えて2機種4台を新たに導入し組み立てるとともに,数種類のスライサソフトウェアと多様な材料で多くの印刷実験を行った。またこれを通じて,素材および造形物の強度,サポート材なしの印刷におけるブリッジ耐性やオーバーハング耐性などについての検討を進めた。これを通じて,目標として掲げていた「適切な部材組合せに必要な0.05mm前後の寸法精度の安定確保」の見通しを得た。(2) 機能部品の設計技術: 3D印刷の部品化概念の開拓の第一歩として,梁のような細長い部品を強固に相互接続する方法の実験的検討を進めた。日本の伝統建築に見られる継手の中から,主に追掛け大栓継ぎと尻掛け継ぎの超小型版について試作を重ね,断面が3mm×6mm程度の部材でも十分強固に接続できる見通しを得た。また,3D積層印刷による弾性機能実現にとって有利な形状とは言えないコイルばねの印刷について,実用性確認のための基礎実験を重ねた。<BR>研究代表者自身による上記の実験に加え,機械工学を専門とする研究協力者および大学院生との定期的な会合を設け,通常の積層にとどまらないさまざまな技法について検討および情報交換を行った。また3D印刷の展示会の参加等を通じて最新技術の調査を行った。7月からの研究は実験設備の導入,組み立て,整備から始まったため,実質的な研究期間は限られていたが,その中で機械と材料についての知見とノウハウの蓄積を進めることを最優先に研究を進めた。現場的な観点からの経験は深まったが,これを工学につなげるのはこれからである。<BR>当初想定していなかった知見として,既存の数種類のスライサソフトウェアの機能とその限界を知ることができた。つまり,通常のスライサは多様なパラメタ設定が可能であるが,3Dプリンタの制御を自由にプログラムすることはできない。このことから,高度な3D印刷のためのソフトウェア開発は,印刷物表現の標準形式であるSTLではなく,3Dプリンタの制御言語であるGコードをインタフェースとして進める必要があるとの知見を得た。当初の研究計画のとおり,機能部品の設計技術よび部品の組合せ技術を中心とした研究開発を進めるが,以下の点に留意する。<BR>1. 第一年度に得られた上記の知見に基づき,ソフトウェアについては,低レイヤすなわちGコードレベルの技術の調査および開拓を優先させる。2. 2次元印刷をZ軸方向にヘッドを単調移動させながら繰り返すという従来手法とらわれずに,真の3次元印刷技術の可能性の探求に着手する。3. ソフトウェア技術の開拓を行いつつ,得られた知見のデータベースの作成にも取り組む

  • プログラミング言語技術との融合による高水準モデリング言語の進化と展開

    研究期間:

    2018年04月
    -
    2021年03月
     

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    プログラミング言語技術との融合による高水準モデリング言語とその処理系の進化を目標に,グラフ構造を扱うLMNtalおよび実数を扱うHydLaの二つのモデリング言語について以下の研究開発を実施した。<BR>グラフ書換え言語LMNtalについて,以下の新言語機能の設計と実装を行った。(1)全称量化子を伴うグラフパターンマッチングの意味論を定め,仮想機械での実装を実現し例題記述を行った。(2)λ計算の簡約を簡潔に記述するための新たなグラフ型を提案し実装した。(3)モデル検査における並行プロセスの自動抽象化技法能を提案し,正当性を証明し実装を行った。また正当性証明のためにLMNtalの操作的意味論の検討と整備を行った。(4)LMNtalグラフの既存の型概念を検討して再定式化を行った。(5)グラフのための内包表記の検討を進めた。(6)非決定実行インタプリタの記述を可能にするAPIを定めて公開した。LMNtal実行・検証系については,集中作業合宿を実施してC++化による可読性・保守性の改善作業を行うとともに,LMNtalモデル検査器の要素技術となるグラフ差分を利用した効率的グラフ正規化技法の処理系への組み込みを進めた。<BR>制約概念に基づくハイブリッドシステムモデリング言語HydLaについては,言語機能と実装技法について以下の研究開発を行った。(1)変数および制約階層の動的生成のための記法を定めて実装を行った。(2)シミュレーション中の制約処理過程を動的に解析して再利用する技法の開発を行った。(3)モデル抽象化技法を実行性能改善に応用する技法を開拓した。(4)記号パラメタをもつ非線形常微分方程式の精度保証近似解法の開発と評価を行った。(5)微分代数方程式の求解性能向上方法の検討を進めた。(6)集中検討合宿を行って,オープンソース制約エンジンの有力候補となるSageMathの評価検討を行った。研究開発のコアとなる二つのモデリング言語の言語機能と実装技法について,多岐にわたる要素技術の開拓を進めることができた。これには,年度末時点では設計の詰めの段階で初回の学会発表を行ったばかりのものも一部含まれるが,多くは試験実装を経て評価・改良中,またはGithubで公開中の処理系の主たるブランチにすでに反映済みである。<BR>研究分担者および連携研究者との交流も進め,フランス・ナント大学の制約プログラミング研究グループとも相互訪問を行った。プログラミングおよびモデリング言語の研究開発における理論と実践の強い連携という基本方針に基づいて,育ってきた要素技術を発展させてGithubから公開中のモデリング言語実行・検証系に統合する作業を推進する。<BR>LMNtalとその処理系については,(1)言語機能としてほぼ確立できた高階概念の本格実装および応用の展開,(2)グラフのための強力な型体系の,グラフの型検査からグラフ書換え規則の型検査への発展,(3)全称量化グラフパターンにマッチしたグラフの書き換えのための構文,意味論,実装の整備,などを進める。<BR>HydLaとその処理系については,特に(1)処理系の基礎をなす操作的意味論と言語仕様の根幹をなす宣言的意味論の整合性の検討,(2)プログラムの等価性のより深い検討およびそれを支える精密な意味論の整備,(3)プログラム変換技法の開発とその実行最適化への応用,(4)制約エンジンの求解能力および性能向上,などを進める

  • 実数と時間の概念を備えた汎用高水準プログラミング言語

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    サイバーフィジカルシステムにおける計算とプログラミングの基盤の確立に向けて,連続量と時間を的確に扱うことのでき汎用の高水準プログラミング言語が備えるべき言語要素と意味論の詳細検討を推進した.目標とする言語は並行処理や通信機能を有する並行プログラミング言語であり,かつ連続量とその不確定性を扱うことのできる制約プログラミング言語でもあるという作業仮説に立ち,既存の言語に対する詳細検討を通じて,(1) 制約階層概念とその意味論,(2) 時間概念,(3) データ領域,(4) 動的に進化する並行系の記述,の各側面を中心に,目標とする言語の理論基盤と備えるべき機能の多くを明らかにした

  • 検証系を備えた高水準モデリング言語処理系の実装技術の深化

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2017年03月
     

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    本研究では,実数やグラフ構造など,高い抽象性と汎用性をもつ情報表現を扱う高水準モデリング言語の実装技術の深化に取り組んだ.連続変化と離散変化の両方をもつハイブリッドシステムの高信頼シミュレーションのために,精度保証付き数値計算技術と記号処理との統合手法などを開拓し,制約概念に基づくモデリング言語HydLaの記号シミュレータの求解能力と実行効率を大きく改善した.また,グラフ書換えモデリング言語LMNtalの実行系について,ハイパーグラフ書換えへの発展,並列モデル検査アルゴリズムの改善等を行い,より強力な検証ツールへと発展させた.開発した処理系はオープンソースソフトウェアとして公開した

  • 検証技術と非標準型体系を用いたモデル検査器コンパイラの進化的発展

    研究期間:

    2012年04月
    -
    2015年03月
     

    担当区分: 研究代表者

     概要を見る

    非手続き型高水準言語の適用分野として,さまざまな系のモデリングと検証が今後重要性を増すと期待される.研究代表者らはモデル検査機能を通常の計算と同一の枠組で提供するグラフ書換え言語処理系の開発と公開を進めてきたが,コンパイラの進化的発展と信頼性確保が課題であった.本研究では,コンパイラと実行時処理系をつなぐ抽象機械によるグラフ書換え操作の形式化と検証を行うことで,コンパイラの検証に向けた一歩を踏み出した.また,モデルの解析,理解,最適化に役立つグラフ書換え言語のための新たな型体系を,微視的な接続関係に着目した体系とグラフ全体の形状を扱う体系の両面から検討してそれぞれ構築した.

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 言語をつくる

     [招待有り]

    日本ソフトウェア科学会第35回大会 (August 29-31, 2018, 大阪大学)  

    発表年月: 2018年08月

  • Logic/Constraint Programming and Concurrency: The Hard-Won Lessons of the Fifth Generation Computer Project

     [招待有り]

    Thirteenth International Symposium on Functional and Logic Programming (FLOPS 2016, March 4-6, 2016, Kochi, Japan)  

    発表年月: 2016年03月

  • Hierarchical graph rewriting as a unifying model and language of concurrency

     [招待有り]

    LIX Colloquium on Emerging Trends in Concurrency Theory (November 2006, Ecole Polytechnique de Paris, France)  

    発表年月: 2006年11月

  • LMNtal: a unifying declarative language

     [招待有り]

    Third Workshop on Constraint Handling Rules (CHR 2006, July 2006, Venice, Italy)  

    発表年月: 2006年07月

  • Constraint-Based Concurrency and Beyond

     [招待有り]

    Algebraic Process Calculi: The First Twenty Five Years and Beyond (August 1-5, 2005, Bertinoro, Italy)  

    発表年月: 2005年

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • モデリング言語とその実装への高水準プログラミング言語概念の導入

    2017年  

     概要を見る

    研究代表者はグラフと実数という汎用性の高いデータを扱うモデリング言語の設計と実装に取り組み,モデリング言語LMNtalとHydLaの実行系と検証系を開発・公開してきた.本研究では,高階概念,抽象化,メタプログラミングなど,プログラミング言語分野での有用性が広く認められている概念をモデリング言語に導入するための技術課題に設計から実装まで取り組み,高信頼ソフトウェアのためのより高水準なモデリング環境の実現を目指した.成果として,グラフ書換え言語LMNtalにおいては高階関数の表現と操作,ハイブリッド制約言語HydLaにおいては変数や制約の動的生成などのさまざまな拡張を達成した.

  • ハイブリッド制約モデリング言語の高信頼実装技術

    2007年   石井 大輔

     概要を見る

    ハイブリッド制約モデリング言語とは,時間の経過に伴って状態が連続変化したり,状態や方程式系自体が離散変化したりするハイブリッドシステムを,制約 (constraints) 概念に基づいて記述・シミュレーション・検証するための高水準言語である.1990年代に先駆となる言語 Hybrid CC が提案実装されていたが,言語機能と実行結果の信頼性の両面で研究の進展が待たれていた.本研究は,新たなハイブリッド制約モデリング言語 Hydra の確立に向けて,その設計論と,計算結果の正しさを保証する高信頼実装の要素技術を開拓することを目標に実施した.本年度の成果は以下のようにまとめることができる.1. 既存のハイブリッド制約言語である Hybrid CC の記述実験および検討を通 じて,Hydra が備えるべき機能,特に記号的離散状態の表現について踏み 込んだ検討を行った.2. 高信頼実装のためには,求解過程において離散的に切り替わる方程式系の 区間演算技術が必須となる.区間演算においては,離散変化条件の成否が 一般に非決定的となるため,成否が決定的になるような小区間への分割を 行いつつ区間演算を進めるアルゴリズムを提案し,その有効性を確認した.3. ハイブリッドシステムにおける重要かつ厄介な性質として,有限時間内に 無限回の離散的状態変化を起こす Zeno 挙動がある.そこで,与えられた システムがZeno 挙動をもつかどうかの自動検証手法を開発した.Zeno 挙 動に関する推論は数値計算では困難であり,数式処理と限定記号除去によ る解析方式を提案してその有効性を確認した.4. ハイブリッドシステムの検証に伝統的に使われてきたハイブリッドオート マトンとハイブリッド制約モデリング言語との関係づけのために、ハイブ リッド制約プログラムからハイブリッドオートマトンへの自動変換技法を 開発して実装した.5. 既存の制約ソルバ,区間演算,多倍長演算ライブラリを高信頼実装の部品 として活用するための調査・実験・準備を行った.区間演算を用いた常微 分方程式ソルバVNODE-LPに多倍長演算を組込み,求解精度向上における有 効性を多数の例題で調査するとともに,非線形制約求解系Elisaを用いた幾 何モデリングにおける制約不足の問題に対処するためのパターン分割手法 を提案・実験した.

  • リンクつき階層多重集合に基づく統合プログラミング言語モデルLMNtal

    2004年   加藤 紀夫

     概要を見る

    本研究では、統合言語モデルLMNtal実用化の基盤を固めるために下記の研究を遂行して多様な成果を得た。1. プラットフォーム処理系の整備と拡充研究開発のプラットフォームとなるLMNtal逐次処理系をJavaで実装、公開し、バージョンアップを重ねてきた。分散処理系への拡張を念頭に置いて、膜ごとの計算を非同期に実行するための排他制御や協調動作の方式設計および実装を行った。また可視化機能や他言語インタフェース機能の拡充、プロセス文脈機能の強化、生成コードの改善などの各種改良も行った。処理系の規模はおよそ2万行におよぶ。2. 言語設計の洗練LMNtalが分散計算を的確にモデル化する言語モデルとなるように、従来の操作的意味論の一部を見直した。コネクタ(二つのグラフ構造を接続するための言語要素)に関して、どのような操作を構造合同(可逆)と見なし、どのような操作を遷移関係(非可逆)と見なすべきかを考察し、従来の言語仕様の問題点を発見し修正した。3. LMNtalプログラムに対する型体系の設計LMNtalプログラムが形成するプロセス構造を扱うための型体系を設計し、型安全性の証明を行った。この型体系は、膜に出現する可能性のあるアトム(グラフのノード)の種類やリンクのつながり方を定式化するものである。本研究を通じて、実用的な解析のためには、膜に名前を付けて膜の静的な役割を識別することが有効であるとの知見を得た。4. 分散処理系および小規模制御系向け処理系膜に実行位置情報を付加する機能を導入し、通信・キャッシュ・ロック・終了処理等の機構を逐次処理系に付加することにより、LMNtal分散処理系の試作を行った。また、組込み応用に向けて、センサやアクチュエータをLMNtalのアトムとの対応づける方式を考案し、ロボットコントローラ実機上で動作するLMNtalサブセットの実行系を構築して自律移動ロボットの制御を実現した。

  • 並行論理プログラミングに基づく広域分散計算パラダイムの構築

    1998年  

     概要を見る

    並行論理プログラミング言語は、論理プログラミングパラダイムに情報の流れを制御するための同期機構を導入し、並行処理記述のための言語としたものである。なかでも研究提案者の提案した並行論理プログラミング言語GHC(Guarded Horn Clauses)は、簡潔な通信・同期機構をもちながら、構成が動的に変化する並行プロセス系を自然に記述できる柔軟性も併せもつ。 これまでの並行論理プログラミングの研究開発は、主として並列計算機上での高速実行を目標としてきた。一方、コンピュータネットワークの急速な普及と共に、広域分散計算環境で稼働する効率的で安全な分散型アプリケーションを容易に構築するための方法論の確立が急務となっている。そこで本研究では、並行論理プログラミングに基づく広域分散計算パラダイムの確立を目標として、下記の検討を行なった。 宣言型言語とそのプログラミングのもつ簡明さをできるだけ保ちつつ、広域分散計算の記述と非均質計算環境下での実行を可能にする方法の検討。 広域分散環境で稼働する言語処理系に求められる静的プログラム解析技術の確立、およびプログラム解析技術に基づく安全な広域分散ソフトウェア構築方法論の検討。 特に本研究では、広域分散実装のための静的解析技法の確立に重点を置き、並行論理プログラムの参照数解析の体系の提案と理論的整備を行なった。参照数解析とは、複数の参照ポインタをもちうるデータ構造と、単一の参照ポインタしかもたないデータ構造とを、静的プログラム解析によって区別するものである。単一参照のデータ構造に対してはコンパイル時ゴミ集め、記憶域の局所的再利用(local reuse)、データ送信のメッセージパッシングへのコンパイルなどが可能となり、広域分散実装が大幅に単純化、効率化される。本研究ではこの参照数解析の理論的枠組を提案し、解析の安全性を証明した。またこれを、KL1言語用静的解析系klint第2版の機能の一つとして実装し、有効性を確認した。 記号処理言語は動的データ構造の柔軟な作成管理を特徴とするが、分散計算環境における実装は困難とされてきた。これに対して本研究では、記号処理プログラムからも十分な静的解析情報が得られることを示すことができた。簡潔な並行言語を拡張して広域分散計算に適用することによって、単純で検証の容易な広域分散処理記述言語を得ることが期待される。

  • 見込み計算によるインタラクティブ・ソフトウェアの応答性改善法

    1996年  

     概要を見る

     計算機の会話的利用の機会と重要性は最近ますます高まりつつあり、マルチメディア化も大きく進展している。しかし、ほとんどのインタラクティブ・ソフトウェアは、基本的に従来の決定的逐次プログラミング・パラダイムの下に記述されており、計算機性能の著しい向上にもかかわらず、利用者入力に対する応答性能が十分確保されていないことが多い。 そこで本研究では、見込み計算(speculative computation)技法を中心に、利用者タスクとシステムタスクとの並行・並列処理、漸増的計算、実時間処理などの手法を援用することによって、インタラクティブ・ソフトウェアの応答性能を抜本的に改善する方法について検討を進めた。 ネットワークニュースリーダを題材とした実験の結果、利用者の挙動を適切に予測して、コマンド入力後に必要となる処理を可能な限り見込み計算しておくことにより、応答性が大幅に改善できることが実証できた。見込み計算は、フロントエンドのニュースリーダとバックエンドのキャッシュシステムの双方で、各利用者および利用者集団全体の記事購読特性に基づいて行なっている。 さらに本研究では、ニュースリーダでの良好な結果を、WWW記事のキャッシュシステムに適用することを試みた。 WWWにおいては、応答性改善及びネットワーク負荷の抑制を目的として、キャッシュ機能を付加したプロキシサーバが使用されている。しかし、このキャッシュ機能は一度アクセスしたデータを再利用するだけのパッシブなものであり、新たなアクセスには応答性改善効果がない。また、どのデータがキャッシュされているかわからないので、キャッシュの恩恵は偶発的でヒット率の低いものとなる。 そこで、プロキシサーバのキャッシュデータを各利用者毎に整理し、Webブラウザを通して視覚化した。また、キャッシュデータの最新性をバックグラウンドで確認してその更新状況を表示するとともに、今後読む可能性が高いと予測されるデータをトラフィックの少ない時間帯にプリフェッチし、その状況もあわせて視覚化した。一般に、WWW利用時の行動はニュース利用時の行動と比較して予測が困難であるが、見込み計算と視覚化機能との併用によって、良好な応答性能を確保できる見通しを得た。

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海外研究活動 【 表示 / 非表示

  • 並行制約プログラミングに基づく広域分散計算パラダイムの構築

    2000年09月
    -
    2001年02月

    シンガポール   シンガポール国立大学

 

現在担当している科目 【 表示 / 非表示

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委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2013年04月
    -
    2017年12月

    New Generation Computing (Ohmsha and Springer)  Associate Editor-In-Chief

  • 2011年
    -
    2014年

    Asian Association for Foundations of Software (AAFS)  Co-Chair

  • 2001年11月
    -
    2013年03月

    New Generation Computing (Ohmsha and Springer)  Area Editor (Programming and Architecture分野)

  • 2010年
    -
     

    Eighth Asian Symposium on Programming Languages and Systems (APLAS 2010, Shanghai, China, November-December 2010)  プログラム委員長

  • 2004年04月
    -
    2008年03月

    コンピュータソフトウェア(日本ソフトウェア科学会機関誌)  編集委員長

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