笹原 宏之 (ササハラ ヒロユキ)

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所属

社会科学総合学術院 社会科学部

職名

教授

兼担 【 表示 / 非表示

  • 社会科学総合学術院   大学院社会科学研究科

  • 国際学術院   大学院日本語教育研究科

  • 文学学術院   文学部

  • 教育・総合科学学術院   大学院教育学研究科

  • 附属機関・学校   グローバルエデュケーションセンター

学歴 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1993年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学(国語学)  

  •  
    -
    1993年

    早稲田大学   文学研究科   日本文学(国語学)  

  •  
    -
    1988年

    早稲田大学   文学部   中国文学  

学位 【 表示 / 非表示

  • 早稲田大学   博士(文学)

経歴 【 表示 / 非表示

  • 2021年10月
    -
    継続中

    お茶の水女子大学   文教育学部   非常勤講師

  • 2011年
    -
    継続中

    聖心女子大学 非常勤講師

  • 2019年09月
    -
    2020年03月

    実践女子大学

  • 2016年04月
    -
    2016年09月

    東京大学 文学部・人文科学研究科 非常勤講師   文学部・人文科学研究科 非常勤講師   非常勤講師

  • 2015年
    -
     

    東北大学 文学部・人文科学研究科 非常勤講師

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所属学協会 【 表示 / 非表示

  •  
     
     

    日本漢字学会

  •  
     
     

    社会言語科学会

  •  
     
     

    計量国語学会

  •  
     
     

    早稲田大学日本語学会

  •  
     
     

    早稲田大学国文学会

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研究分野 【 表示 / 非表示

  • 日本語学

研究キーワード 【 表示 / 非表示

  • 日本語、文字、漢字、表記、地名、人名、文字生活、国字(日本製漢字)、異体字

論文 【 表示 / 非表示

  • 方言地名

    笹原宏之

    地図中心   ( 585 ) 10 - 11  2021年06月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 二五年間の「国語に関する世論調査」に現れた漢字などに関する意識

    笹原宏之

    日本語学 明治書院   40 ( 2 ) 30 - 46  2021年06月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 漢字・漢語の知識を活かす

    笹原宏之

    漢文教室   ( 207 ) 13  2021年04月  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 社会科学研究科・社会科学部における日本語研究

    笹原宏之

    早稲田日本語研究   ( 30 ) 19 - 24  2021年03月  [査読有り]  [招待有り]

    担当区分:筆頭著者

  • 社会科学研究科・社会科学部における日本語研究

    笹原宏之

    早稲田日本語研究   30   19 - 24  2021年03月  [招待有り]

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • 小学生おもしろ学習シリーズ完全版 ことわざ・四字熟語・慣用句大辞典1120

    青木伸生, 笹原宏之監修( 担当: 監修)

    2021年04月

  • 日本語文字論の挑戦 表記・文字・文献を考えるための17章

    笹原宏之( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景-「●辶日9」「●厂有6」を中心にp292-343)

    勉誠出版  2021年03月

  • 漢字を使った文化はどう広がっていたのか 東アジアの漢字漢文文化圏 東アジア文化講座2

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: p90-95「異体字・俗字・国字」)

    文学通信  2021年03月

  • 加藤重広・岡墻裕剛編『日本語文字論の挑戦 表記・文字・文献を考えるための17章』

    ( 担当: 分担執筆,  担当範囲: 「京都の「天橋立」を表す日本製漢字の展開と背景-「辶日9」「厂有6」を中心に」p292-343)

    勉誠出版  2021年03月

  • 新明解国語辞典

    ( 担当: 共編者(共編著者))

    三省堂  2020年11月

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Misc 【 表示 / 非表示

  • 異字同訓の諸問題

    笹原宏之

    日本語教育における日中対照研究・漢字教育研究     45 - 78  2015年04月  [査読有り]

  • 国字

    笹原宏之

    知日   28   104 - 106  2015年03月  [査読有り]

  • 日本における漢字に対する加工とその背景

    笹原宏之

    『HUMAN』人間文化研究機構機関誌   7   58 - 65  2014年11月  [査読有り]

  • 「天災は忘れた頃にやってくる」の出典について

    笹原宏之

    日本医事新報   4723   64 - 65  2014年11月

  • 日本語大事典(項目執筆)

    笹原宏之

        32 - 2050  2014年11月  [査読有り]

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Works(作品等) 【 表示 / 非表示

  • 字体における「同化」「転倒」などの現象

    1993年
    -
     

  • 地名に用いられた国字の調査

    その他 

    1992年
    -
     

その他 【 表示 / 非表示

  • 朝日カルチャーセンタ...

     概要を見る

    朝日カルチャーセンター・各地の市民講座など 講師 2003-

  • 朝日カルチャーセンター・各地の市民講座など 講師 2003-

受賞 【 表示 / 非表示

  • 立命館白川静記念東洋文字文化賞優秀賞

    2017年04月   立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所   国字の研究  

  • 早稲田大学ティーチングアワード

    2015年10月   早稲田大学   早稲田大学ティーチングアワード  

    受賞者: 笹原宏之

     概要を見る

    日本語教育研究科「日本語学概論」に対して

  • 第35回 金田一京助博士記念賞

    2007年10月  

共同研究・競争的資金等の研究課題 【 表示 / 非表示

  • 木簡等の研究資源オープンデータ化を通じた参加誘発型研究スキーム確立による知の展開

    研究期間:

    2018年06月
    -
    2023年03月
     

     概要を見る

    国際的な歴史的文字の共通検索実現およびオープンデータ化を目指して、奈文研・東京大学史料編纂所・国文学研究資料館・国立国語研究所・台湾中央研究院歴史語言研究所を中心に、京都大学人文学研究所や中国社会科学院歴史研究所等の研究者の参加も得ながら、国内・国外で各1回、研究会を開催した。そして、歴史的文字画像データ共通検索の基本コンセプトを、「開かれた」「対等」「継続的」として、このコンセプト基づいた「共通検索のためのるフレームワークの構築」作業に着手し、具体的な取り決めを決定した。この内容については、朝日新聞等でも報道された。詳細は『奈良文化財研究所紀要2019』に掲載予定である。また、研究の促進と参加誘発を目指して、奈良文化財研究所が公開している木簡関連の総合データベース「木簡庫」に検索した木簡情報(釈文・メタデータ等)をCSVファイルでダウンロードすることができる機能を追加し、オープンデータとした。これにより、利用者の目的に応じた木簡データのダウンロードおよびそれを活用しての研究や、さらにはそれぞれの関心に基づくデータベースの作成・公開も可能になった。この内容についても、朝日新聞・NHK等で報道された。文字に関する知識の集積作業として、あらたに気づきメモ約13000文字分(のべ)、観察記録シート約15000文字分(のべ)の情報を収集した。従来からの蓄積と合わせると、観察記録シートによる文字情報は木簡庫で公開している文字画像の約25%(テキストで公表している釈文文字数の約10%)に到達した。文字画像の切り出し・公開は1067字分行った。また、観察記録シートの手法を試験的に用い、中国晋代簡牘・韓国新羅木簡・日本平城宮木簡の比較を行い、それぞれの親和性を検討した研究を行い、成果を得た。この他、木簡の調査者との情報共有のためのワークショップを開催した。IIIF準拠による歴史的文字情報化の標準仕様を提案および共通検索の実現については、当初予定を上回って順調に進捗した。これは、関係各機関の熱意と、台湾中央研究院での研究蓄積が大きく寄与した結果と考えられる。困難を伴う機関間の、かつ国際的な協同研究で、初年度に具体的な公開スケジュールまで含めて研究が進んだことは、非常に大きな成果だと考える。また、「木簡庫」データベースのデータダウンロードの開始は、木簡情報のオープンデータ化という点で重要な成果であると考えられる。これら二つの研究は、新聞等でも報道された。また、文字観察記録の蓄積も着実に行うことができた。定型的な観察記録シート作成では、効率的な作業や多方面からの参加を可能にする方向性も見えてきており、今後の研究の加速のためにも十分な成果をあげたと考えている。自由記述型の気づきメモの蓄積では、多様な視点の意義を確認するために従来より広い参加者からの情報を入手することに成功した。現在そのデータを整理・分析しており、その状況に合わせてより多様な情報収集と共有の方向性を見いだし得ると予想される。また、これらの手法で集積したデータを本に、日中韓の文字の比較を試験的に行って、一定の見通しを得ることができた。一方、上記以外の手段による多様な参加者からの情報収集については、作業が遅れている。また、文字画像の切り出し・公開も着実に進めているものの、量的には計画よりやや少ない。以上を勘案して、全体としては概ね順調に進捗していると判断した。IIIF準拠による歴史的文字情報化の標準仕様を提案および共通検索の実現については、10月に試行版、2019年度末に公開というスケジュールを各機関で共有しており、この実現に向けて着実に開発・研究を進める。文字画像の収集が遅れ気味である点に対応するため、より効率的な文字きりだしのワークフローを確立し、対応するツールを開発する。これは、木簡整理作業のデジタル化によって、経験知を研究資源化する計画の一翼も担うように配慮して開発することにしている。開発にあたっては、翻刻支援システム等の先行的ツールを開発・運用している東京大学史料編纂所との緊密な連携によってその効率化を図る。文字に関する知の蓄積は、昨年度の成果を踏まえて着実に行う。その成果を用いた研究については、本年度も継続的に実施し、公表する。2019年9月に、中国・北京で中国社会科学院歴史研究所他と共催で国際シンポジウムを開催し、木簡・簡牘の研究資源化などについて議論することを計画している。当初は研究最終年度に上海での開催を計画していたが、中国側が想定以上に強い関心を示しており、前倒しして実施することにした。現時点では2019年度の開催のみが決定しているが、各機関との協議によって、他年度も開催する可能性もあり、積極的な交流と情報公開を目指したい。また、分担者を中核とする研究会や、全国の木簡調査者とのワークショップを定期的に開催することにより、研究内容・成果の共有とブラッシュアップ、調査現場への普及や調査現場からのフィードバックを確実に積み重ねていく。これらの作業の中に、SNS等での発信と参加の誘発を盛り込んで、多様な知を蓄積・共有するようにしたい

  • 現代日本語における外来語表記の動態把握と問題解決に向けた調査研究

    基盤研究(C)

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    内閣告示・訓令「外来語の表記」が公布されて四半世紀が過ぎ、根拠の不明確な表記に関する問題が顕在化してきている現在、諸メディアにおける外来語の表記の使用実態とその問題に対する究明を行う。外来語はいかなる文字でどのように表記されているのか、種々の資料を対象に現状を捕捉する。そこに見られる表記の揺れはいかなる原因によるものか、また適切な外来語の表記とはいかなるものかについて各種の調査により追究する。内閣告示・訓令「外来語の表記」が公布されて四半世紀が過ぎ、顕在化してきた諸メディアにおける日本語の外来語表記の使用実態とその問題に対する調査研究を開始した。個々の外来語は、いかなる文字でどのように表記されているのか、種々の資料を対象に現状の捕捉を行っている。そしてそこに見られる表記の根拠は、どのようなもので、表記の揺れはいかなる原因によるものか、また適切な外来語の表記とはどのようなものなのかという諸点について、各種の調査により追究している。種々の情報媒体より表記例の調査を行う中で、表記形に揺れが認められるものに対し、表音文字による対立系、漢字・国字による音訳や義訳が関わる対立系等の分析を行うなどの考察を通して現状を捕捉に当たっている。そうした使用実態に対し、新聞社などの表記規則との比較照合のほか、使用者と受容者の意識の捕捉も試みている。和語や漢語、混種語の表記についても並行して考察し、日本語表記全体から見た外来語表記の位置を確かめた。これらの調査研究を通して、様々な場面に適した効果的な外来語表記、またそれを形成する諸条件と外来語表記そのもののあり方を考察している。新聞、雑誌、テレビ放送などマスメディアのほか、インターネット、パーソナルメディアにおける外来語表記の使用を対象とし、外来語の表記形について揺れや違例を探索するとともに情報媒体間の共通性と相違性についての確認も行っている。その由来と表記傾向の比較のために歴史的な実態についても調査を推進し、従来知られていなかった事象を多数確認した。マスメディアのほか、インターネット、パーソナルメディア等における外来語表記の実際の使用例を採取し、外来語の表記形について揺れや違例の探索を遂行し、かつ情報媒体間の共通性と相違性についての確認も行えたため。さらに歴史的な事象についても多くの新しい知見を得られたため。計画通りに遂行しているが、今後、新型コロナウイルスの状況による影響を見極め、調査活動に関しては必要に応じて適切な対応をとる

  • 現代日本語における外来語表記の動態把握と問題解決に向けた調査研究

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2022年03月
     

     概要を見る

    内閣告示・訓令「外来語の表記」が公布されて四半世紀が過ぎ、根拠の不明確な表記に関する問題が顕在化してきている現在、諸メディアにおける外来語の表記の使用実態とその問題に対する究明を行う。外来語はいかなる文字でどのように表記されているのか、種々の資料を対象に現状を捕捉する。そこに見られる表記の揺れはいかなる原因によるものか、また適切な外来語の表記とはいかなるものかについて各種の調査により追究する

  • 現代日本語における漢字の字体・字形の実態とその背景に関する調査研究

    研究期間:

    2015年04月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    字体・字形の実態と使用者・受容者の意識を明らかにし、それらの背景を捕捉した。改定された内閣告示・訓令「常用漢字表」やマスメディアにおける各種の用字・表記に関する規則、辞書類との関係や影響も記述した。字体・字形という概念について具体例を当てはめて分類と整理を行うとともに、政治的、経済的、物理的、生理的、心理的、言語的条件など種々の要因のために問題の起こりやすい字体・字形とその性質についても考察し、今後の日本語を表記するための漢字の在り方について検討した

  • 木簡など出土文字資料の資源化のための機能的情報集約と知の結集

    研究期間:

    2013年05月
    -
    2018年03月
     

     概要を見る

    木簡画像に註釈情報を加えて管理し、木簡の整理・活用を効率化するソフトMokkAnotatorを実用化した。また、画像キーによる文字画像検索を構築し、東大史料編纂所との連携で「木簡くずし字解読システムMOJIZO」を公開し、未解読資料や記号等非文字資料の検索を実現した。さらに従来の木簡DBと木簡字典を統合して新木簡DB「木簡庫」を構築し、テキスト表示と画像表示の相互移動、法量や年紀の範囲指定検索等新機能を実現した。この他、木簡研究文献リストや、木簡の地名を含む古代地名を漢字と読みで検索できる「古代地名検索システム」の公開等、日本の木簡の7割を調査・保管する機関に相応しい拠点機能を実現した

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • 日本文化と漢字 -漢字の日本化と熱田神宮・神道・尾張にまつわる漢字-

    笹原宏之  [招待有り]

    熱田神宮文化講座  

    発表年月: 2021年03月

  • 漢字系文字への招待

    笹原宏之  [招待有り]

    東大生向けセミナー 「東亜諸言語・文字研究の可能性」 第1回  

    発表年月: 2021年03月

  • 借用された漢字系文字における形音義・用法・表記法・使用集団の変化 辞典採用字の漢字圏における伝播と変容に関する字誌・表記誌

    笹原宏之

    東京外国語大学AA研  

    発表年月: 2021年02月

  • 漢字・漢語研究の新潮流

    笹原宏之  [招待有り]

    早稲田大学・北京大学共同研究交流会  

    発表年月: 2021年01月

  • 日本製漢字の造字法 付 朝鮮(韓国)製漢字

    笹原宏之  [招待有り]

    シンポジウム 字体と造字法の創造力-漢字文化圏の周辺部より問う   日本漢字学会  

    発表年月: 2019年12月

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特定課題研究 【 表示 / 非表示

  • 現代における外来語の表記の実態とその背景に関する調査研究

    2018年  

     概要を見る

     本研究は現代諸メディアにおける外来語の表記の使用実態とその原因の解明について研究の基盤を形成するものである。内閣告示「外来語の表記」が公布されて四半世紀が過ぎ、国が定めた「キャンデー」「メーキャップ」等の公的な表記は、新聞、雑誌、テレビやWEBなど各種メディアにおいて現代の使用実態から乖離している現実が確認された。一方、「tabacco」「煙草」「瓲」「釦」の類も言語景観の面で注目される。戸籍では姓名や地名のローマ字表記はなおも認められていないが、外来語由来のそれをカタカナ、ひらがな、漢字で表記するケースを採集し分析した。表記の揺れを生じさせる原因に関しても個々の状況と背景を複数捕捉した。

  • 空間メディアにおける文字・表記の特性に関する調査研究

    2007年  

     概要を見る

     本研究においては、街中、野外といった屋外空間に存在する看板、暖簾、幟、標示、貼り紙などの主として宣伝・広告・案内を目的とするメディアを「空間メディア」と位置づけ、そこに記された文字・表記の実態を把握するとともに、そこに存在する種々の特性を、ことばなどの観点を加えながら見出すことを目的として、調査を実施した。首都圏のほか、京都、大阪、宮城、福島、新潟、沖縄などの各地で、屋外に言語景観などとして存在する文字・表記について、撮影した資料を用い、文字体系の割合、使われる文字の種類や多用される字や表記など、その実情を明らかにした。 空間メディアの文字・表記は、宣伝効果を求めた様々な工夫も加えられつつ、生活の中に溶け込んでいた。「月極駐車場」「珈琲」などは、学校教科書、新聞などの活字メディアや画像メディアではあまり目にしないものである。また、そこでの字体上の省略等には、使用される頻度や筆記素材などに影響を受けた特殊な現象が確認されたほか、漢字用法の特性、片カナの実態などについても検討を加えた。 地域ごとにも、重層的なレベルで複数の特徴が確かめられた。例えば、仙台では「杜」という字が多用されるほか、特産の「牛タン」は特に店名として看板や暖簾・貼り紙等では「牛たん」と平仮名表記がほとんどであり、東京などに多い「牛舌」とは異なっていた。大阪では、駅で「○×」という記号による表示が目立つほか、近隣地名が干渉したと覚しい誤字体も確認された。食品の「すし」は、関東地方では、「寿し:寿司(壽司):鮨」が拮抗するのに対し、近畿では「鮓」が根強い。東京でも、店名では山の手で「寿し」、下町では「鮨」の比率が若干高く、江戸前:「鮨」説を裏付ける。「えび」の漢字表記にも、同様の差が顕著に確認された。 看板類に現れる地名を中心とした固有名詞にも、「閖上(ゆりあげ)」「橲原(じさばら)」「五十嵐(いからし 清音)」など、字種や発音などの地域差を確かめることができた。「新シ+写(にいがた)」「鴫(れっかは一)野」「那覇(革は関-門)」など、その地で多用される漢字には、手書きを中心とした字体において筆記経済に起因する地域的変異が現れた。ハングルなど外国文字であっても、特定のコミュニティーごとに非常に多く確認され、日本人に向けた雰囲気作りに役立っているケースも存在していた。 これらに関連する文献についても収集と分析を実施し、総合雑誌『太陽』、『東京の生活地図』、『在日コリアンの言語相』などに基づき歴史的な変化を辿った。 これらの事象は、均質化が進んだといわれる日本全国の各種の文化において、今なお残存する多様性とみなすべきものであり、日本の文字・表記ひいては言語そのものへの活力の源泉と位置付けることができる。新たに公布された京都の景観条例では、屋外看板や点滅電飾広告の全面禁止が施行されるなど、各地で空間メディアはさらに変容を呈していく。こうした実態について、今後さらに観察と検討を加え、その成果に関して教育、施策などの観点を加味しながら情報発信を続けていきたい。

 
 

委員歴 【 表示 / 非表示

  • 2020年
    -
    継続中

    The International Journal of Chinese Character Studies (IJCCS) 世界漢字通報 韓国漢字研究所 世界漢字学会 漢字文明研究事業団  学術委員・編集委員

  • 2020年04月
    -
    2023年03月

    東京外国語大学 アジア・アフリカ言語文化研究所 アジア文字研究基盤の構築2  共同研究員

  • 2021年03月
    -
    2021年08月

    一般社団法人金融財政事情研究会  氏名の読み仮名の法制化に関する研究会 委員

  • 2018年
    -
    2021年05月

    日本語学会  編集委員

  • 2021年04月
    -
     

    日本語学会  評議員

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社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 氏名の「伝説」に対する検証 連載

    テイハン 

    2020年05月
    -
    継続中

  • 模擬講義

    四ツ葉学園ほか 

    2010年09月
    -
    継続中

  • クェスチョン&アンサー 漢字・漢語の知識を活かす

    大修館書店  漢文教室207 p13 

    2021年04月
    -
     

  • 医学用語の特徴と医療現場での問題点

    第一三共  みちのくBRIDGE Forum 

    2021年03月
    -
     

  • 元素を表す漢字 12回連載

    高純度化学研究所  公式ブログ www.kojundo.blog 

    2020年04月
    -
    2021年03月

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メディア報道 【 表示 / 非表示

  • 「名字」と「名前」の不思議」 p6-9

    会誌・広報誌

    「漢検ジャーナル」27  

    2019年06月

  • 新聞・雑誌・テレビ・ラジオほか

学術貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 書評 落合淳思「漢字の構造」

    その他

    日本経済新聞 朝刊22  

    2020年09月
    -
     
  • 跨文化汉字研究海外专家访谈02:笹原宏之教授

    その他

    https://mp.weixin.qq.com/s/PTTF-YYLYjZV22iM2IMqrA  

    2020年09月
    -
     
  • 京都の「天橋立」に対する国字とその影印から生じた幽霊文字 -「之日9」と「之日8巾」-

    埼玉県八潮市

    2018年11月
    -
     
  • 方言漢字サミット

    八潮の地名を守る会   埼玉県八潮市

    2017年10月
    -